下図のとおり、M&Aは戦略立案からターゲット選定がPhase1、DDやバリュエーション、買収契約締結までがPhse2、買収成立日(Day1)以降のPMIをPhase3とした場合に、多くのM&Aでは、Phaseごとに会社の内部担当者が変わっていき、また、FAや弁護士、会計士といった外部関与者も次々と交代していくため、前のPhaseで発見された課題や対応策がうまく引き継がれていないことがよくあります。つまりM&Aプロセスを一気通貫でマネジメントする関与者が、外部にも会社内部にもいないという課題があります。特に、この弊害はPhase3のPMIで強く表れ、せっかく初期段階やDDで見つかっていた課題が何ら手当されず、いわゆる「買いっぱなし」の状況になった結果、買収対象会社のキーマンが退職し、シナジーがうまく発揮できなかったり、連結決算が混乱するケースが見受けられます。 このような状況を防ぐためには、社内の担当者や外部専門家をできるだけ早期に関与させ、同じ専門家をPMIフェーズ以降も起用して、一貫した対応を取る必要があると考えられます。 当社は、Pre.M&Aサポートや、財務DDやバリューエーションだけではなく、PMIやのれん減損対応シミュレーションまで一気通貫で実施できる経験豊富な専門家が在籍しており、M&Aに関する経験豊富な公認会計士とチームを組んだサービス提供も可能です。
当社のM&Aサービスメニュー
Pre.MA | ・M&Aにおける取引実行(エクゼキュージョン)を中心に、プロジェクト管理、交渉助言を行います ・具体的には以下のプロセスをサポートします M&A戦略立案 投資基準策定 売却の際の簡易DD、バリュエーションの実施 候補先企業の選定、打診 M&Aの交渉、資料作成 |
FDD | ・M&Aを実行する際に、対象会社に対して財務、税務等の観点から、調査(デューディリジェンス)を、各業種DD経験豊富な公認会計士・税理士が実行します ・発見事項に対する最終契約書への反映やPMI課題の抽出も併せて行います |
VAL | ・M&Aを実行する際に、対象会社の価値算定評価業務(バリュエーション、VAL)を、経験豊富な公認会計士・税理士が実行します ・価値算定にあたっては、評価する目的、案件及び対象会社の状況等により、採用すべき適切な方法を案件ごとに適切に検討します |
PMI | ・会計・財務・内部統制域において、PMIを早期に対応し、M&Aとしての成功に導きます ・特に、対象会社との会計方針の差異調査、すり合わせや決算早期化、内部統制監査対応で多数の実績があります |
PA、のれん減損テスト支援 | ・企業結合時におけるPPAに関する無形資産の評価、減損テスト等の会計目的のための評価業務を実施します ・長年の監査経験、業務経験を生かして、監査に耐えうる評価業務を提供します |